母が若い頃に集めた大量の色鉛筆を「私、使わないから使ってちょ」と譲り受けた。カラフルが大好きな私は、大量のカラフルな色鉛筆を見てるだけで満足するため、本棚に飾ってた。けど、「そろそろ色鉛筆さんも見られてるだけでなくて、私たちの本来の力を発揮したいという声が聞こえてきそうだ」と思い立ち、早速スケッチブックをゲットした。
何を描こうか?と思った時に、可愛い模様が描いてある本を見つけて、とりあえず真似して描いてみた。
現物を見た夫の感想は「こどもの絵だね」とニコニコしながら優しい眼差しでグサっと一言。自分ではなかなかカラフルで可愛いと思ってたけど、たしかに幼稚園児っぽい。
テレビ電話でカメラ越しに見た両親の感想は「絵を職にした方がいいよ」と大絶賛。親バカが度を過ぎているのか、老眼で見えてないのか、カメラ越しに見ると画家のような絵に見えてしまうのか、のどれかだろう。もしくは全部だろう。とにかくこれは人のアイディアをまるパクりして描いただけなので、今度は私なりのアイデンティティを表現していきたい。と、ぼんやりと思った。
それよりも“HAPPY BIRTH DAY“の綴りが間違っているのが、少し恥ずかしい。