フライングタイガーという、北欧雑貨屋さんに行った時のこと。芸術家が絵を描きそうなキャンバスが目に入った。真っ白なキャンバスは、「何でも好きなの描いてええよ、わしは広い心で受け止めるでぇ〜」っていう顔で、こっちを見てきた。即購入。色鉛筆や水彩絵の具とは違ったハッキリした絵が描けそうだなぁという期待と、美術館で散々見てきた芸術家たちがよく使用している憧れが混ざり合っていた。小学生ぶりに使うアクリル絵の具も購入。2点で約1,000円。新しい趣味の始まりだ!
とりあえずスケッチノートに花(以前投稿済み)を描いた。なるほど、水彩絵の具とは全然違う雰囲気の絵で、これはこれで好きだ。さて、真っ白なキャンバスに何を描こう?人間を描くのは苦手だから、風景がいいな。ヨーロッパの風景良さそう。過去のヨーロッパ旅行の写真を見返し、どうせならと、カラフルな風景を探した。あった。イタリアのヴェネツィアから船で移動した先のブラーノ島という島。海沿いのまちにありがちな、建物が全部カラフルな可愛い風景。大学生の頃に友人と16泊18日でイタリアへ滞在した。ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノの4都市を周り、超充実の夏休みだった。そんな時、訪れたブラーノ島。たまたま道端で四葉のクローバーを見つけた幸せの島。そんな島の街並みの写真を描いてみた。
近くで見るとアレだけど、私の作品にありがちな遠くから見るとすごくイイ感じ。道の実物はもっと普通の色だけど、野花が咲く芝をイメージして、黄・黄緑・白色を混ぜて描いた。初キャンバス体験、とても楽しかった。またキャンバスを見つけたらgetしたい。